【28】

その頃 3


シャドウはまだ悩んいた ヒマなヒトは38と間違い探ししよう
煮詰まりすぎて軽く殺気が漂い出したシャドウに
露店の店主が恐る恐る声を掛けてきた


あのー すいませんお客さん
雨降りそうなんで店畳みたいんスけど…

気が付くと空は一面厚い雲に覆われていた


そうか じゃあ… これをもらおう。


シャドウが手に取ったのは
少女の横顔が浮き彫りにされた銀の指輪



あっ ありがとうございます!
これ包みますか?


いや、必要ない
ん…




雨粒が1滴2滴当たったかと思った直後
遠方から境目が見えるほどの豪雨が押し寄せた
熱帯の島特有のスコールだ





シャドウと雨ってどうよー!!
mode-v 2003 SUMMER MODE V ←BACK 【28】 NEXT→ STORY