最終日の朝 帰りの飛行機が出る時間までが間あるからと、 ソニックはみんなをゲームに誘って、浜辺へ トニーおじさんしらない? あさおきたらいなかったんだけど… 知らないです〜 ぼくも見てないよ ソニックは? さあね〜 "ピ〜ピ〜♪"(口笛) (うわァ コイツ白々と;) 浜辺には既にスイカがセッティングされていた なんだぁ、ゲームってスイカ割りだったの〜? スイカワリ? 何だそれは オマエらは知らないのか これは遥か東洋の島国に伝わるゲームでね、 プレイヤーはまず目隠しをして、その場で10回まわって目を回す! フラフラになったら、周りのヒトの声を頼りに数メートル先に置いた スイカへ近付く! あとはスイカを棒で叩いて割れば、見事Successさ! ずいぶん単純だな 単純だからこそ奥が深いんだよ。 シャドウでも難しいんじゃないかな〜… なんだと… 僕に出来ない事は無い! 大口叩くんなら、まずはやってみないと なぁ? いいだろう これを生涯忘れられない究極のスイカ割りにしてやるっ 究極のスイカ割りって 一体…; (ニヤリ+) (思う壺だ…) シャドウが目隠しをして棒を手に 位置に着く 1…2…3…4…5… 6…7…8…9…Go!! シャドウの三半規管は 10回まわったくらいでは狂わなかった 目隠しする前に記憶していたスイカの方向をぴたりと向いて |
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周りが誘導するまでもなくスイカへ突き進む 距離計算も正確に、固い果実を打ち砕かんと 渾身の力を込めて棒を振り下ろす! はぁぁあ!! |
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…って 無傷かよ! 何っ バカな! (目隠し外し) ……; 確かに生涯忘れられないかも… 〜!! 〜〜!! …? 何か変な音しませんでしたか? 気のせいだ 気のせい |
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今のは納得いかない! もう一度やらせろ! はいはい、後でな。 (チッ) 次は… エミー やらないか? ソニックが言うならやるけど〜 か弱いアタシにできるかしら〜?v エミーにならできるさ、絶対。 うんうん。 (全員うなずく) ねー ボクもスイカワリやってみた〜い! あら じゃあピュウバートが先にやる? エッ うわわわダメダメダメ!!! どうしてダメなのよ やらせてあげればいいでしょ〜? あ いや、別にダメってワケじゃないけど… まだ他にもスイカ用意してあるしさ、今交代しなくも… スイカ用意してあるんだったら、アタシが後でも同じじゃないの とにかくダメったらダメだ!! ……ダメなのぉ…? ピュウバートが「今にも泣きそうな顔」になった… 小さい子にイジワルするなんて ひどいよ! ムイムイ! わたし、知りませんでした ソニックさんがそんなヒトだったなんて… 付き合い方考え直そうかしら〜 最低だな。 シャドウまでっ; ソニックに冷たい視線が集中砲火 うう…; OK、わかった、やっていいから… だって。 よかったわねー うん! ピュウバートが目隠しをして棒を手に 位置に着く 1…2…3…4…5… 6…7…8…9…10!! ピュウバートもコーヒーカップの運転で回転には慣れていたのか それほど目は回っていないようだ ふあぁ… スイカどっち〜? そのままで大丈夫ですー ずーっとまっすぐ行ってくださいー まっすぐ〜… ずれたよ! もうちょっと右! 行きすぎー! 戻って戻って! んええっ こっち!? |
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そこだ 叩け!! んっ! 割れた! すごいです〜! (目隠し外し) ?? …なんかヘンだよ このスイカ… |
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ト トニーおじさんん!!? えええ!! これはどういう事ですか!? 日焼けの復讐だって 全部ソニックの仕込み… |
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だからピュウバートにやらせたくなかったんだよ; そうだったの… これで悪巧みしかしない頭が少しはマシになってくれればねぇ… っていうか、このオッサンにはイジワルしてもお咎め無しなのか? うん。そうよ。当然だ。 それよりはやく出してあげてよぉ〜〜〜; |
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ん゙ん゙―――;;"ズドオッ " |
"ボコッ " |
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パカ. |