2回戦 [C1-0N]
「オレ様もチャーミーにならって POWER対決といくか.
そっちで1番力が強いのは?」
「俺だ.」
「アーマー、さっさと終らせてちょうだい!」
「言われなくても.」
「この鉄コンテナをより豪快にブッ壊した方の勝ち ってのはどうだ?」
「直接戦わないのか?」
「なんで こわしたかずじゃないの〜?」
「オレ様とあのカブトムシ君じゃ、ウェイトに差がありすぎてカワイソーだろ?
寛大なオレ様の心遣いだよ. コンテナは… こんな街ん中じゃ数調達できねえから…」
「早くしてくれ. 遅刻して減給処分はもう御免だ.」
「おおうっ; そりゃ深刻だ〜 じゃ、オレ様からいくぜっ
ゥオリャアアアァァァァ!!!!」
ベクターが渾身の力を込めて両手を振り下ろすと
鉄製のコンテナは木端微塵に砕け散った!
「どーだ! そっちは壊せるかどうかもアヤシイな〜」
「……」
アーマーは動じず、コンテナの前へ行き
ベクターの顔を見て言った
|
|
---|---|
「こんな箱、指一本で十分.」
|
|
ヒトサシユビをコンテナに当てて…
「このタイプのコンテナなら… ここだ!」
軽く押した瞬間、鉄製のコンテナはバラバラに壊れてしまった
「んなぁー!!?」「わー!」
「アーマーは『一点破壊』が使えるのよ」
「すごい すごい すご〜い!!」
「対象を必要最小限の力で破壊する技か…
この勝負 アーマーの勝ちだな.」
「ぼくも あーまーのかちだとおもう〜」
「なんだとぉ!?」
「あの方法なら隙が少なく、しかもとても静かだ.
警戒厳重な敵陣の只中でも秘密裏に事を運べるだろう.
それに比べて、ベクターは無駄が多すぎる!」
「ゆびでちょんってやるだけで ばこーん!なんて、かっこいいも〜ん!」
「俺の破壊作業には常に正確さが求められるんだ. 余計な力みはミスの元さ.」
マスクの下の表情は分からないが、
彼は今 最高に得意げな顔をしているらしい
「全くだ…! ベクターも少しは見習えっ!」「みならえ〜!」
「オマエらどっちの味方なんだよォォ;」
|
∵ CHAOTIX vs. N-WEB | ←マエノ・モドル・ツギノ→ | INDEX: 【1】【2】【3】【4】【5】 【オマケ】 |
---|