CHAOTIX vs. N-WEB

【3】


2回戦 [C1-0N]

「オレ様もチャーミーにならって POWER対決といくか.
 そっちで1番力が強いのは?」

「俺だ.」
「アーマー、さっさと終らせてちょうだい!」

「言われなくても.」

「この鉄コンテナをより豪快にブッ壊した方の勝ち ってのはどうだ?」

「直接戦わないのか?」
「なんで こわしたかずじゃないの〜?」
「オレ様とあのカブトムシ君じゃ、ウェイトに差がありすぎてカワイソーだろ?
 寛大なオレ様の心遣いだよ.  コンテナは… こんな街ん中じゃ数調達できねえから…」

「早くしてくれ. 遅刻して減給処分はもう御免だ.」

「おおうっ; そりゃ深刻だ〜 じゃ、オレ様からいくぜっ

 ゥオリャアアアァァァァ!!!!

ベクターが渾身の力を込めて両手を振り下ろすと
鉄製のコンテナは木端微塵に砕け散った!

「どーだ! そっちは壊せるかどうかもアヤシイな〜」

「……」


アーマーは動じず、コンテナの前へ行き
ベクターの顔を見て言った



「こんな箱、指一本で十分.」
【5 ARMOR HARD】
コノヤロ めんどうなツノしやがって〜;
でもこれが一世一代のワンショットになったりして…



ヒトサシユビをコンテナに当てて…

「このタイプのコンテナなら… ここだ!」

軽く押した瞬間、鉄製のコンテナはバラバラに壊れてしまった

「んなぁー!!?」「わー!」
「アーマーは『一点破壊ピンポイント・ブレイク』が使えるのよ」

「すごい すごい すご〜い!!」

「対象を必要最小限の力で破壊する技か…
 この勝負 アーマーの勝ちだな.」
「ぼくも あーまーのかちだとおもう〜」

なんだとぉ!?

「あの方法なら隙が少なく、しかもとても静かだ.
 警戒厳重な敵陣の只中でも秘密裏に事を運べるだろう.
 それに比べて、ベクターは無駄が多すぎる!」
「ゆびでちょんってやるだけで ばこーん!なんて、かっこいいも〜ん!」

「俺の破壊作業には常に正確さが求められるんだ. 余計な力みはミスの元さ.」

マスクの下の表情は分からないが、
彼は今 最高に得意げな顔をしているらしい

「全くだ…! ベクターも少しは見習えっ!」「みならえ〜!」
「オマエらどっちの味方なんだよォォ;」
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【オマケ】