CHAOTIX vs. N-WEB

【4】


3回戦 [C1-1N]

「1勝1敗… ちょうど足の速えヤツ同士が残ってる. SPEED対決で決まりだな.
 頼んだぜエスピオ!」

「心得た.」

「がんばれ〜!」

「まず規則だが、この公園を先に一周した方の勝ち というのは…」

「タダのレースじゃつまんねぇよ. せっかくの決勝戦だぜ〜?」

「なんか面白いルールでもあるのかよ」

「ニンジャ、オマエ壁は登れるか?」
「忍術を駆使すれば不可能などない.」

「言い切りやがったな.
 あのビルのテッペンに何か物を置いて、それを持ち帰った方の勝ちってのは?
 妨害、横取り、なんでもアリの な…」

「いいだろう. 自分が持てる技の全てを尽くそう.」

「ぼくがおいてきてあげるー. なににするの〜?」
「オマエのゴーグルなんか良さそうだな」
「えー やだー! べくたぁのへっどほんでいいじゃん!」
「バカヤロ こりゃ特注品だぞ! いくらしたと思ってんだオラ さっさと置いてこいっつのっ」やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ早くしてよね.
「はいっ!!; じ じゃあチャーミーくん、
 このヘッドホンを、あのビルの上に置いてきてくれたまえ!」
「いってきまーす!」



「気ぃつけろよ. あのクモ野郎は何やるか解かんねえからな」

(…このノイグという男、一見軽そうだが、先程のふたりを統率しているということは
 相当の技量を持っているに違いない. 心して掛からねば…)

「ん、なに見てんだよ.  …まさか オレにホレちゃった!?
 ムリッ!! オレ男なんか大ッッ嫌いだから!!」

「断 じて 違う.「冗談に決まってんだろー」



(……. 自分の買いかぶり過ぎか……)




「おいてきたよ〜」
「おーし、ふたりとも位置につけー!」

スタートラインにエスピオとノイグが並ぶ

「用意…」
      「ドン!!」
      "ばっさあぁ"
      !!?










【6 捕獲っv】
こんな場面を描けるのもノイグのおかげ
ありがたや〜(拝)
スタート1歩目 いきなりノイグの罠が発動した!

「あぁーっ そう来たか!」

「自前糸製でもけっこう掛かるもんだな〜」

「いっ いつの間にこんな罠をっ!?」

「さっきアーマー達が戦ってる間にチョロっとねv おっ先ィ〜♪」

「おのれっ 卑怯なぁぁ!」

 「ニンジャに卑怯呼ばわりされる筋合いはねぇYoー」

脱出しようとクナイで網を破り、尻餅をついたエスピオに
チャーミーがトドメの一刺し

かっこわるい…


















「…来た…」

「あ?」


「数年ぶりにトサカに来たぞ……っ」                    *(トサカに来た=とても怒った って意味だヨ!)


その様は、数年前ベクターと出会った頃の
荒んだカメレオンに立ち返ったようだったという…


エスピオのスタートダッシュ、及び最高速は自己新をマークし、
次々降りかかる罠を まるで稲妻の如き疾さでかわして公園を抜けた




(即席の罠とはいえ、あれだけの数をかわすなんて…!)




一方ノイグは、6本腕をワシャワシャ繰り出して壁を登り、
ビルの中ほどに差し掛かろうとしていた

ふと下を見ると、
ものすごい形相で垂直の壁を"駆け上がって"来るエスピオが!

「うっわ 速っ!!」

ノイグはペースを上げたが、見る見る差を詰められてしまう
オマケに 下から手裏剣やらクナイやら ビュンビュン投げ付けられて
内1つが自慢のおシリにHIT!ギャッ!!!
 テメェェェ なんてコトすんだよォッ;;」

"フシュウゥゥゥッ"

「っク!」

糸を吹き付けてぐるぐる巻きにしても 今のエスピオの猛進を止めることは出来ない!

なんのっ これしきぃいいいイイ!!!!
んムううぅぅぅ!!?

糸が口に繋がったままのノイグをぶら下げて エスピオは屋上へ一直線!

当然 先に屋上に到達したのはエスピオ.
後の事を考え、体に巻き付いた糸を振りほどきながら走る
ヘッドホンはもう目の前.


しかし、


ノイグの糸は非常に丈夫でシツコイ代物だった
ほどき切れなかったわずか数本が脚に絡まり
激しく前へスッ転んで ツノを床に突き刺してしまった!


(ぬ 抜 け なっっ;)


その隙にノイグが余裕でヘッドホンを持って行く

「はい、イタダキー」
「ああぁ待て; くッ;;」

ノイグは6本腕の間に糸を張り 滑空飛行で空へ逃走した

「ふははははは さらばだー!」

ようやくツノを抜いたエスピオは 屋上の縁へ出て叫んだ

「逃しはせん! 『忍法・ムササビ』!!

どこからか取り出した風呂敷を背に広げて
四隅をそれぞれ四肢に取り付け 屋上から飛び立った


「なにアレ! ニンジャって飛ぶモノなの!?」
「オレもあんなの初めてみたぜ…」

「ぼくしってる〜! えすぴおのもってるまんがでみたよ〜!」


…マンガ?


一瞬ベクター達の思考が停止した まさにその時
大自然と巨大建造物のコラボ・ビル風がエスピオを襲った!


あ
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:
【7 墜落っv】
ビルを3Dで描いてみたり
ヘボすぎ。

「おっこちたー!」「修行が足りなかったのね…」
エスピオーーーーーー!!

一同はエスピオ落下現場へ急いだ
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【オマケ】